少し時間が経ちましたが<テーマ2>の二の「コンサルの受け方」をお話ししていきます。LENSNo.5まででご自分の「欲しいもの」が絞られてきた前提でお話ししますので、まだ見えていなければ、あとで必ず振り返って下さい。
では、コンサルを受けるときに、店員なりアドバイスしてくれる人を見極めるなんてできないですよね。 LENSを勧められたとき、そんな時に魔法の言葉をお教えしましょう!
「このLENSでこのお花を撮影したことありますか?」 ここが重要なポイントです。
いろんな聞き方がありますが、「何々のお花をこんな感じで撮りたい」というリクエストに対して、言葉巧みに「このLENS」と勧められたら、その言葉を信じて買ってしまうことは多いと思います。自分が覗いたこともないLENSをあたかも撮影したことがあるように説明して勧める。そんなとき、1度止まって魔法の言葉を唱えましょう!
その言葉が真実ならきっと、インスタとかαcafewebで作品を見せてくれるはずです。
人(店員)を見極めるときにみなさんは「人となり」を見て「信頼できる店員さんか」とか考えますか? LENSのコンサルを受けるときは、全くそんなこと関係ないですよ。
これは世の常なのですが、販売店はモノを売るところ、店員は売ってなんぼのもの、実績ですから、丁寧なことも高価な商品を売ることへの布石です。親切なのは接客されて気持ちいいですね。でも、店員さんは知っている知識に嘘も交えて盛って盛って説明してくれると思います。そんなとき「この人詳しそうでいい人」ではなくて「撮影したことありますか?」と冷静になってください。 なにしろLENSは安くないです。でも、ソニーならGM系のLENSが飛ぶように売れているので、20万越えのLENSも高く感じていません。「誰が?」。
購入される皆さんなら、その価値観(沼とも言います)の違いにより、そう感じる人もいますが、そうではなくて、最近「売る側」が麻痺しています。だから、自分が撮影したこともないLENSを言葉巧みに勧めて売る・それがベストなLENSではなく、皆さんにとって失敗となる買い物であっても、その行為に責任を感じることはないと断言します。 LENSNo.5でお話しした「実例」あのご年配の方は、あの重たいLENSを使う頻度は少ないでしょうね。なぜ、「山」で撮影、というときに「重さ」を意識、体感させてあげないのか?
それは、山という意識もなく使ってないので想像もできないからです。山はペットボトル一本の重さも考えてしまう。なので①から⑤のポイントは重要です。そのときの私の説明はアウトプットが許すのであれば、パソコン・スマフォでしかみないらしい。前提で重さ650gのAPS-cの525mm相当のレンズをご紹介しました。重さと画素数どちらに優先順位があるか
お客様へ情報を提供して選択肢を渡すことが「コンサル」の基本です。
私は今まで「モノを売る」ことはしていません。製品を訴求するαのファンになって、製品を購入されて写真を撮って満足して「幸せ」になってもらいたく、コンサルをしています。そして、購入されたお客様に対して、責任も抱えています、だからコンサルは真剣です。
使わなくても、そのLENSの特長から数値から作品のジャンル別にイメージは浮かびますが、ほぼすべてのLENSで特長を活かしながら撮影の可能性のあるジャンルはすべて撮影しています。そして、それらすべて作例を持っていて必ず、写真を見せる、まっそれが座学で説明・紹介している仕事ですから当然ですが、そこまで理解してコンサルをするべきだと思います。今は私がいたところも、ショールームではなく「店舗」なのでそこにいる説明員は「店員」として見てあげてください。
一方知人(身近)で写真をよく撮っている人もアドバイスしてくれますね。これは昔からそういう人は「蘊蓄」と余計なお節介が大好きなので、話は失礼にならないように聞いて「スルー」がいいでしょうね。だってその人も撮ったことのないジャンルなのにまして、メーカーの違うカメラなのに平気でアドバイスします。但し、その知人には「魔法の言葉」は使わないようにね。そこには損得勘定ではなく親切心からのお節介ですからね。
店員でも趣味で写真を撮っているのもいます、それも問題です「趣味」と「仕事」が混同していて、ここも撮ったことのないジャンルも見栄で説明してきます。動物しか撮ってなくて
たまに「花」を撮った事が=「たま」が「よく」になったり、「紫陽花」しか撮っていないのに「カキツバタ」もイコールだったりします。ジャンルが「ネイチャーフォト」(風景・絶景)の人は「ボケの世界」は一般に弱いですから、そんなことも欺されないポイントです
この「撮った事のない」、というのはコンサルする資格がありません。絶対に!
私が今まで言っていたこと「特長を説明するのはいいけど、絶対に勧めないこと」、その方針はいまはまったくないですね、なにしろ「売ること」しかない。
前述の悲しいお客様が生まれます。
今までは伏線ですが、ここからが<テーマ2>の二のポイント「コンサルの受け方」です。
「魔法の言葉」呪文はタイミングで唱えることが前提ですが、大型販売店に求めるモノは
「価格」です、コンサルをしてもらうのではなく、決めて買いに行くのです。では、メーカーに求めるものは、ここも前提「店員」として見てください。昔のように「アテンダント」も「コンシェルジュ」もいません。それで、求めるモノは「特長」「数値的な性能」「互換性」これ以上は求めてはいけません。あっ、その前に準備することを言い忘れました。
それは、「LENS No5」まででお話しした、「撮りたいモノ」と「絞り込み」これは必須です。自分自身がしっかりブレても束の好みを持っておくことが一番大事です。
その上で、ショールームに一番頼れる「試す」事です。できれば、イベントに参加して実際「撮影」という意識で試すことが望ましいですね。お安くないので。
最後にプロの勧めるLENSはそのプロの作品を見ることです。その作風が好きならどんなことばも信じましょう、いや、信じられます。プロは「撮ってなんぼ」なので、その人となりはそのまま作品でよいと思います。
長丁場お疲れさまでした。もっともっとジャンル別にお話すること、お伝えすることは沢山ありますが、ここまでにしておきましょう。
「LENSの選び方」「コンサルの受け方」楽しんでいただけましたか? もし、コメント頂けて
「こんなことも聞きたい」とかあれば、許せばやりますよ、では、、、、、、おわり。
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