Tastelessのバリエーション最後・広角作例です。
今までの作例は中望遠大口径85mm一本で撮影したもので、その焦点距離の距離感や深度表現を活かす視点によってさまざまな絵作りを紹介してきました。 次はLENSを変えて、広角表現で今回のLessonのテーマであった「藤+日枝神社」のバリエーションを加え、並べてみます。
日枝神社を表現するうえで大きな特長のひとつに、大都会の中心<赤坂>にある神社なので神社とは不釣り合いの高層ビルを合わせることで都会の神社という特長が表現できると思います、それは広角ならではの画角だから見せられるもの。 もうひとつは、千本鳥居、いろんなところに千本鳥居はありますが、ここは高台の社につながる階段状=遠近感が表現しやすく、そこを広角で表現する。 ここでの撮り方のポイント・・細かくは今月公開予定のオンラインレッスン「新緑を撮る」 で載せてますので割愛しますが、藤棚表現は逆光になるのでハイダイナミックレンジ調整機能を活用することによって、藤がきれいな藤色に表現できていると思います。以下の作例。
ここでの絵作りの意識は「広角スナップを撮る」がポイントで、その意味は「人」の存在。 旅行など観光地に行って絶景の風景を見たとき、「この絶景を撮りたい」と誰しも思いますね、でも、観光地だからどうしても人が入ってしまう、いくら待っても「いないタイミング」が取れない。 こんなときは「諦める」こと、それを図渦しく撮ろうとするそれが「マナー悪化」につながるのです。本気で人の入らない絶景風景を撮りたければ、人のいない時間に来て撮ること! ということで、「諦める」・・から人がいる「風景スナップ」に切り替えることで、作品が変わってきますし、意識が変わることで作品のクオリティーも変わります。
日枝神社の境内で広角を使えば、その画角から必ず人が入ります、だから「人も入れ
る」という絵作りでいいのだと思います。
今回のスナップでは中望遠でも人が入ってしまうので「人を入れる」というスナップを撮っていました。 広角ならなおさらです。
写真は自己満足の世界、ご自分の撮りたいものを撮りたいように撮る、なのですが、前提は人に迷惑をかけないこと、となると妥協も必要になりますね。
撮りたいものを撮りたいように撮るの絶対条件は環境に合わせる=環境を活かす、そこに当然アイデアと技量も必要になりますが、それが無い人が我を通すとマナーの悪い写真愛好家になってしまうのでしょうね。
もっと、写真を楽しく、撮影を楽しく、プロではないのだから「どうだ」という見せる作品ではなく「魅せる」作品を撮りましょう!! またまた、ページが長くなってしまったので、もうひとつスレッド「まとめ」を立てます(^^ カミングスーン!!
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